永観堂禅林寺 [観光スポット(京都)]
永観堂禅林寺です。
紅葉の名所として知られ、古くから、「秋はもみじの永観堂」と言われているところです。
その名の通り、入ってから、感嘆の声をあげそうになります。
目をやるところ、すべてが、紅葉の美しさであふれています。
私が、今回の京都の紅葉を見て回ったところでは、どこも美しかったのですが、
ここは、一番と言っていいほどです。
白いサザンカも、鮮やかに色づく境内で、また美しく真っ白に咲いています。
黄金に輝く葉っぱたち
堂内から窓ガラス越しに見える中庭も、良い眺めです。
唐門のところです。
天皇の使いが、出入りするときに使われた勅使門
盛り砂がありますが、勅使は、この盛り砂を踏んで、身を清めてから中に進んだようです。
門の外の紅葉が、透けて見える感じも良いです。
水盤に映るモミジ
阿弥陀堂のほうに進みます。
中の写真は撮れませんが、御本尊「みかえり阿弥陀」が祀られています。
首を左にかしげ、ふり向いておられる姿
その慈悲深い美しいお姿は、目に焼きついています。
一つの赤いもみじの葉が、枝に留まっています。
屋根に落ちた葉、下に一面に広がるモミジの葉、
どの姿も絵になります。
赤にオレンジ、黄色、あでやかな紅葉が、本堂をとりまいています。
光に反射するかのように、輝く葉っぱたちです。
お店のところには、この境内にある「三鈷の松」の葉があります。
葉先が3つに分かれている珍しい松の葉です。
三鈷とは、「智慧」「慈悲」「真心」を表していて、この松の葉を持っていると
3つの福が授かるとのことです。
大事に一つ、いただくことでした。
永観堂の素晴らしい見ごろな紅葉のときに来られて、満ち足りた思いで、門を出ることでした。