仙巌園 [観光スポット(鹿児島県)]
5日ほど前、鹿児島市にある仙巌園に行ってきました。
前に訪れたのは、もうずいぶん前で、20年以上前のことと思います。
名勝 仙巌園は、江戸時代初期、19代島津光久によって築かれた島津家別邸です。
目前の桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた壮大な庭園になっています。
この日は、曇り日和で、ちょうど桜島の噴火の後で、桜島も煙ってはっきりしませんが
眼前に広がるスケールの大きい庭園です。
海外につながる「南の玄関口」としての薩摩の歴史もあり、海外の要人や
徳川将軍家に嫁いだ篤姫も足を運んだところです。
時期がら、ちょうど桜がきれいに咲いています。
正門
門の上部中ほどに、島津家の家紋、丸十紋が、左右に同じく島津家の家紋の桐紋が彫られています。
丸十紋の発電所の記念碑もありました。
明治40年、金山採掘のために建てられた発電所の一部のようです。
錫門 朱色の美しい門です。
屋根を錫で葺いていることから、この名前があります。錫は、薩摩の特産品です。
江戸時代は、藩主とその長男だけが通ることのできた正門のようです。
ヤクタネゴヨウ
絶滅危惧種の珍しい五葉松です。樹齢約350年という大きな存在感ある松です。
望嶽楼
池を見ると、散った桜の花びらが見られます。
アメンボが、桜の花びらにのって流れてきました^^ハート型の美しい花びらです。
波紋もハート型になっています。
桜が美しいです。
曲水の庭のところにきました。
春は、ここで、「曲水の宴」という催しがあります。
曲水の宴とは、上流から流した酒盃が前を通り過ぎないうちに詩歌を作り、
盃を取り上げて酒をいただく風流な宴です。
島津家に伝わる風流な宴のようで、
実際には見たことがないですが、TVでその様子を見たことがあります。
今年は、4月8日に開催されるようです。
土手のほうにも、桜の木がきれいです。
珍しい名前の「ばくちの木」というのがありました。
皮が剥がれ落ちて、裸になる木の幹のようすから、
ばくちに負けて、身ぐるみはがれた様子にたとえての名前のようです^^
桜の木の下の椅子のところに、着物姿の御婦人方が座っておられました。
景色に合いますね。
ハヤトミツバツツジなどの紫の美しい木々や、シャクナゲもありました。
記事が長くなってきたので、また次回に続きます。