石清水八幡宮 [観光スポット(京都)]
石清水八幡宮です。
石清水八幡宮は日本三代八幡宮の1つで、京都府八幡市の男山の山頂にある神社です。
古くから、「やわたのはちまんさん」と呼ばれています。
京都旅の記事も終りに近くなってきました。ほぼ1か月近くかかっています(^-^;
鳥居にかかる「八幡宮」の文字
八の字が、神使の双鳩になっています。
この八幡宮は、源義家が社前で元服し、八幡太郎と名乗ったことから、源氏の信仰が厚く
源氏一門からは氏神として崇められ、
有名な織田信長や豊臣秀吉といった武将たちからも信仰を受けるようになりました。
武運長久の神として全国の武士が尊崇を寄せてきました。
現社殿は、徳川家光の造営によるものです。
石清水八幡宮は、全国屈指の厄除け神社として有名なようです。
男山ケーブルにて、山上まで行きました。
11月末でしたが、紅葉がきれいです。
竹林も広い面積でありました。
竹の名所ということもあり、かぐや姫伝説もあるようです。
南総門のところです。
この門をくぐると、本殿が見えてきます。
国宝というだけあって、美しい御本殿です。
左の大木は、「楠木正成(くすのきまさしげ)公のクスノキ」です。
楠木正成公が、必勝祈願参拝のときに、奉納したと伝わる樹齢700年のご神木です。
本殿で気持ちを込めて参拝し、お守りを買いました。
「かぐや姫守」は希望と幸運を引き寄せてくれるお守りということで、
倉敷と東京の娘に「かぐや姫お守り」
それと、倉敷の娘にはもう一つ、「安産」のお守りです。
ここ石清水八幡宮は、安産祈願の発祥の地という言い伝えもあります。
妊婦がお腹に巻く布、腹帯を「岩田帯」といいますが、岩田帯は八幡が発祥の地だったようです。
娘は、結婚後なかなか授からず、5年後にやっとおめでたの報告を受けました。
「授かりものだから、焦ることないよ」と、見守るだけしかできませんでしたが、
嬉しい知らせに、良かったねと喜び合うことでした。
つわりもだいぶ良くなってきつつあるようです。
展望台のところです。
遠くに京都市内や大文字山が見渡せます。
ケーブルに乗って、下のほうに帰っていきました。
京都は、この石清水八幡宮で最後ですが、
京都から近い、滋賀県大津市にある「石山寺」にも行きました。
次回にまた続きます。
(追記)
石山寺は、今年は載せられそうにないので、また来年になります。
三千院 [観光スポット(京都)]
寂光院から三千院まで、どのくらいでしょうか30分近く歩いてやってきました。
三千院は、もともとは最澄が比叡山に建てたお堂で、たび重なる移転を経て、現在の地になりました。
平安時代に天台宗の門跡寺院(皇族や貴族が住職となる特別の寺院)になったようです
一面の苔の美しいお庭が楽しめます。
紅葉は、もう終わりに近い感じでした。
「聚碧園(しゅうへきえん)」
江戸時代の茶人、金森宗和の修築とされ、池泉鑑賞式庭園になっています。
往生極楽院
中のほうは撮影できませんが、金色の大きな阿弥陀三尊像が納められています。
杉木立にひっそりとしたたたずまいです。
日差しもさしこみ、広々とした苔庭
気持ちも洗われるような美しさです。
三千院近くのお店の雰囲気も素敵です。
桜が咲いていました。
これから厳しい冬の寒さが待っているというのに、ここは春のようなやさしい空気が流れています。
帰りは、三千院からまた下のほうにテクテク下っていきます。
道路横のお店ものぞいたりしながらの歩きです。
ツバキの描かれた手ぬぐいも買ったりしました。
また飾り棚にタペストリーとして飾るのも楽しみです。
京都の大原は、古くから貴人や修行者が、都を離れてひっそり静かに暮らした山里です。
寂光院から三千院までの、大原の里の景色を見ながら歩いたことも、良い旅の思い出です。
山間の自然豊かないいところでした。
寂光院 [観光スポット(京都)]
一つだけ残って木になっている柿
大原の里の小道を歩きながら、寂光院に向かいます。
11月末のこと、まだ紅葉がきれいに見られます。
途中で会ったかわいいワンちゃん。道路沿いのお店の方のワンちゃんです。
受付の門のところから、階段を登っていきます。
シバ漬け発祥の寺でもあるようです。
山門をくぐって、振り返って撮ったものです。
本堂
寂光院は、594年に聖徳太子が、御父・用明天皇の菩提を弔うために創建されました。
そして、平家滅亡ののち、平清盛の娘である建礼門院(平徳子)が隠棲した寺でもあります。
壇ノ浦の戦いで、平家は滅亡し、
息子である安徳天皇は、建礼門院の母(時子)に抱かれて入水しました。
建礼門院も船から身を投げましたが、長い髪を敵方の熊手にからめとられて引き上げられ、生きながらえたようです。
母や兄、最愛の子を失った建礼門院は、出家し、人目を避け、大原の寂光院へ移ってきました。
そう思いながら見る寂光院のたたずまい
一人残され、ひっそりと静かに暮らしていたであろう建礼門院の姿が偲ばれます。
本堂横の池のところです。
諸行無常の鐘楼
(祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり)
平家物語の冒頭に出てきますが、盛大な栄華を誇っていた平家、
その平家でさえもいつかは衰退していってしまう
権力の儚さも感じますね。
建礼門院 御庵室遺跡のところです。
モミジの葉が、風に吹かれてはらはらと舞っていました。
苔むした屋根の上のモミジ
寂光院を出て、下のほうにテクテク歩いていくと、また行くときに出会ったワンちゃんがいました。
私が追い越したら、後をついてきて、慌ててお店の女性の方が連れ戻しに来られました。
私に「ワンちゃんを飼っていらっしゃるのですか。」と聞かれました。
ワンちゃん好きが、この白いかわいいワンちゃんにも通じたのでしょうか^^
寂光院から、三千院のほうへ、ちょっと距離はありますが歩いていきます。
朧(おぼろ)の泉
建礼門院が、京都から寂光院へ隠棲の旅をする途中、
朧(おぼろ)月夜の泉に映るやつれた自分の姿を見て、おかれた身の上を嘆いたといわれる泉。
川のところです。
のどかな大原の里の景色に、心和みます。
次回は、三千院の記事になります。
貴船神社 [観光スポット(京都)]
全国の貴船神社の総本社にあたる京都の貴船神社です。
鴨川の水源地に当たり、水の供給を司る神様、水神をお祀りしているところです。
石段を登っていきます。
手水舎のところです。
石川啄木の歌もあります。
この貴船神社が、絵馬の発祥地にもなっています。
晴れを願う時は白馬が、雨を願う時は黒馬が奉納されていたようですが、
後には、実際の馬に代わって、木の板に描いた馬が奉納され、このことが絵馬の発祥のようです。
本殿です。
本殿を出て、奥宮のほうに向かいます。
道の横には貴船川が流れています。
時期には、川床が設置されるようです。
夏に訪れたら、その風流な川床も体験できることと思います。
ハートの形と赤い傘もあります。
静かな古事の森
気持ちも清められるようなところです。
並んだスクーターもいい感じです。
平安時代の歌人、和泉式部が不和となった夫との復縁祈願をした神社で、成就した逸話もあって
縁結びの神様として人気があるようです。
奥宮です
元々は、ここが本社だったようです。
御船形石というのもあります。
船形に積んであります。
連理の杉
山間の静寂な神社、
落ち着いた気持ちで参拝できました。
保津川下り [観光スポット(京都)]
保津川下り乗船所近くの光景です。
観光客を乗せた馬車が見えます。
トロッコと保津川下りをつなぐ遊覧馬車のようです。
保津川下りの歴史は古く、慶長11年(1606年)豪商、角倉了似が、丹波地方の物産を
京都に運ぶための産業水路としたのが始まりです。今は、観光川下りとして有名です。
亀岡から嵐山までの約16km、2時間の川下り、船旅です。
いよいよ乗船し、出発です。
色づいた山々の姿も川面に映り、穏やかな光景です。
左上に、紅葉した木々の美しい神社が見えてきました。
請田神社です。
水の流れも速くなってきます。
大きな岩の間を、船頭さんたちが上手くかわして進んでいきます。
3人の船頭さんたちが、途中で前後を交代しながら、舵をとっていかれます。
乗船中に、鳥たちもいろいろ見ることができました。
鷺
丸くなってじっとしている鴨
カワウ
そして、一番うれしい出会いは、カワセミ
これまで、実際に見たことのなかった美しい鳥。苔むした岩のところにいました。
船が近くに来ると、ぱーっと飛び立っていきましたが
青い美しいカワセミを目にすることができて、感動ものでした。
ちょうど、川にかかっている鉄橋を通るトロッコ列車とも遭遇しました。
トロッコ列車の方々も、こちらに手を振ってくださり、私たちも手を振ります。
2時間近くの乗船なので、だいぶ日が影ってきました。
後ろに、次の便の船が来ていました。
寒さも増してきます。
ちょうど飲み物やおでんなどで、一息いれるように、売店の船がいます。
温かい甘酒を頼み、船でいただきました。
ホッと身も心も温まります。
右のほうに、ライトアップされたお宿が見えます。
星野リゾートの「星のや京都」とのこと。
船でお客様を運んできているようです。
渡月橋近くの船着き場に着いたころには、もう暗くなってきていました。
渡月橋です。
嵐山のお店など立ち並ぶところです。
何のお店でしょう。人が行列を作っていました。
川下りしながら、保津川の峡谷、野鳥、山々の彩、トロッコ列車などなど
自然を満喫しながらの楽しい船旅でした。
永観堂禅林寺 [観光スポット(京都)]
永観堂禅林寺です。
紅葉の名所として知られ、古くから、「秋はもみじの永観堂」と言われているところです。
その名の通り、入ってから、感嘆の声をあげそうになります。
目をやるところ、すべてが、紅葉の美しさであふれています。
私が、今回の京都の紅葉を見て回ったところでは、どこも美しかったのですが、
ここは、一番と言っていいほどです。
白いサザンカも、鮮やかに色づく境内で、また美しく真っ白に咲いています。
黄金に輝く葉っぱたち
堂内から窓ガラス越しに見える中庭も、良い眺めです。
唐門のところです。
天皇の使いが、出入りするときに使われた勅使門
盛り砂がありますが、勅使は、この盛り砂を踏んで、身を清めてから中に進んだようです。
門の外の紅葉が、透けて見える感じも良いです。
水盤に映るモミジ
阿弥陀堂のほうに進みます。
中の写真は撮れませんが、御本尊「みかえり阿弥陀」が祀られています。
首を左にかしげ、ふり向いておられる姿
その慈悲深い美しいお姿は、目に焼きついています。
一つの赤いもみじの葉が、枝に留まっています。
屋根に落ちた葉、下に一面に広がるモミジの葉、
どの姿も絵になります。
赤にオレンジ、黄色、あでやかな紅葉が、本堂をとりまいています。
光に反射するかのように、輝く葉っぱたちです。
お店のところには、この境内にある「三鈷の松」の葉があります。
葉先が3つに分かれている珍しい松の葉です。
三鈷とは、「智慧」「慈悲」「真心」を表していて、この松の葉を持っていると
3つの福が授かるとのことです。
大事に一つ、いただくことでした。
永観堂の素晴らしい見ごろな紅葉のときに来られて、満ち足りた思いで、門を出ることでした。
清水寺 [観光スポット(京都)]
世界遺産である、清水寺に向かいます。
途中の三年坂
着物レンタルのお店もあったりして、娘たちが9月に京都に来たときに、
レンタルして着物で京都巡りをしたお店も、このようなお店だったのかしらと思うことでした。
扇のたくさん並べられたお店もあったりします。
仁王門が見えてきました。
良いお天気の日で、三重塔も青空に映えてきれいです。
ちょうど紅葉も見ごろで、おでやかな紅葉たち
本堂に入っていきます。
清水寺は、今、50年に1度ともいわれる大規模な改修・修繕工事が行われており
2017年の工事開始から2021年の工事終了まで、約4年の歳月をかけて
「清水の舞台」で知られる本堂の全面修復が行われています。
ある意味、いつも見られる清水寺と違った特別な光景が見られると思うと、それも良いのかなと思うことです。
足場を見た眺め
清水の舞台からの下の眺めです。
奥の院のほうの眺めです。
通常よく見られる清水の舞台の景色が、今はこのようになっています。
三重塔の向こうに京都市内も見えています。
奥の院から下のほうに下っていき、その途中に、木々の間から見た様子です。
音羽の瀧のところです
お茶屋のところも、たくさんの人が休憩されていました。
紅葉時期の清水寺、人も多いですが、その景色も素晴らしいです。
帰りのお店の立ち並ぶ通りです。
枝ぶりが、曲がりくねって独特の形をした松の木もありました。
清水寺は、昨年の夏にも行きましたが、その時の記事です。
このときは、工事前の、よく見られる清水の舞台の画像です。
http://eri-earlgrey.blog.so-net.ne.jp/2016-07-29
黄檗山(おうばくさん)萬福寺 [観光スポット(京都)]
宇治市にある黄檗山萬福寺です。
総門から入っていきます。
山門が見えてきました。
大きな立派な山門です。
黄檗山萬福寺は、江戸時代、中国福建省から渡来した隠元(インゲン)禅師によって、1661年開創されました。
ところで、インゲン豆ですが、この隠元禅師が、インゲン豆を持ち込んだことから、この名前がついたとされているようです。
日本三禅宗の中の一つ黄檗宗の大本山です。
中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置になっています。
創建当初の姿そのままを、今日まで伝える寺院は、日本では他に例がないようです。
赤い毛氈の敷かれたテーブルでしょうか、目に留まりました。
木の実が入っているのでしょうか、素敵な入れ物もあります。
大雄宝殿
萬福寺の本殿であり、日本では、唯一最大のチーク材を作った歴史的建造物です。
十八羅漢像も安置してあります。
回廊の眺めも良いです。
開版(かいぱん)
魚板で、木魚の原型となったものです。
今も、時を報ずるものとして使われています。
法堂
卍崩しの勾欄を見ることができます。法隆寺でも、卍崩しを見ることができるようです。
お庭も美しいです。
屋根の上や、通路の隙間にも、見頃の紅葉が楽しめました。
源氏物語ミュージアム [観光スポット(京都)]
平等院の後、向かった先の「源氏物語ミュージアム」です。
入り口には、この館にふさわしいムラサキシキブが通路にずっと植えてありました。
紅葉も美しいです。
水面に映る姿も良いですね。
紫式部の源氏物語
五十四帖の中で、最後の十帖の舞台になったのが、このミュージアムがある宇治です。
このミュージアムでは、復元模型や映像が見られ、源氏物語と平安時代の文化が親しめます。
中に入ると、通路には風情ある灯籠が
「平安の間」 平安京と光源氏がテーマになっているところです。
平安時代の装束や調度類なども展示してあります。
美しい絵合わせの貝など
六条院の模型
牛車と十二単の衣をまとった女房装束
源氏物語の優美で華やかな世界が味わえる各部屋になっていました。
映像展示室は、写真撮影はできませんが、
30分おきに、宇治十帖の悲恋の物語が楽しめます。
上映時間は20分でした。
モミジの鮮やかさを目にしながら、ミュージアムを後にしました。
次は、やはり宇治市にある黄檗山萬福寺になります。
京都の旅①平等院 [観光スポット(京都)]
宇治公園のドウダンツツジが赤く色づいてきれいです。
京都の旅から帰ってきました。
最初に訪れたのが、平等院です。
昨年、祇園祭の後祭りのころ来たときは、蓮の花がとても美しく咲いていた平等院でしたが
今回は、紅葉の時期の平等院です。
南口のほうから入りましたが、人もいっぱいです。
中に入ると、鮮やかなモミジが出迎えてくれます。
浄土院
夏のときは、戸も開いていて、船乗り観音様が見られましたが、今回は閉じてあります。
平等院鳳凰堂です。
モミジの向こうに見える鳳凰堂の姿は、美しい眺めです。
表門のほうです。
色づいた美しい紅葉
鐘楼のところです。
建物の隙間から見えた紅葉
絵のような素敵な感じです。
面白い果実 ブッシュカン(仏手柑)
合掌する両手に見たて、仏手柑との名があるようです。
平等院から少し出ると、宇治川が見えてきます。そちらに行ってみました。
赤い橋の向こうも、きれいな紅葉が見られます。
通路近くのお店の入り口も風情があります。
宇治橋です。
この宇治川の向こうにある「源氏物語ミュージアム」に向かいます。
次回に続きます。
昨年夏の平等院の記事です。季節でその違いが楽しめるのも良いですね。
http://eri-earlgrey.blog.so-net.ne.jp/2016-08-28