東京散歩⑮旧岩崎邸 [観光スポット(東京)]
東京で、最後に観覧したのは、旧岩崎邸です。
明治29年、岩﨑彌太郎の長男、久彌の本邸として造られました。
外壁の左側は改装中でした。
正面玄関から入っていきます。
洋館は、重厚で瀟洒な廊下や室内になっています。
イギリスの建築家ジョサイア・コンドルの設計です。
イギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモティーフなども採り入れられているようです。
柱の装飾も見事です。
室内の壁の模様も素敵です。
婦人客室
天井は、シルクの日本刺繍の布張りになっていて、手が込んでいます。
素晴らしいガラス食器の棚もあります。
バカラのフィンガーボールには、紙製の当時のシールが貼られているとのこと。
現在は、バカラサインが彫られていますが、古き時代は、紙製のブランドマークが使われていたようです。
ベランダのタイル
英国ミントン社製のタイルになっています。
白地にミントグリーンが入った、好きな色合いの室内です。
壁や天井の装飾などで、部屋の雰囲気が変わり、その違いも見る楽しみがあります。
椅子の造りも凝っています。
ステンドガラスもありました。
洋館から、和館へと続いています。
フクロウが描かれた板絵もありました。
庭には、別棟としてビリヤード場もあります。
財閥としての栄華な時代を感じることのできる建物などです。
岩﨑家の家紋が、三菱の社章のもとになったようです。
東京での記事が多くなってしまいましたが、その土地その土地での雰囲気が違って
存分に楽しめた東京散歩でした。